2023年10月からの都道府県別の最低賃金一覧を紹介!過去最大の大幅引き上げ!

2023.07.28

最新!最低賃金が全国平均1002円へ大幅アップ!都道府県別一覧をご紹介

2023年7月28日時点での最低賃金に関する情報によると、厚生労働省の審議会は今年度の最低賃金について全国平均で時給1002円に引き上げることを提案しました。これは過去最大の引き上げ額であり、経済への影響が大きく注目されています。

現在、全国平均の最低賃金は時給961円ですが、引き上げ額は地域によって異なります。首都圏や大都市圏などのAランク地域では41円の引き上げが検討されており、Bランク地域では40円、Cランク地域では39円の引き上げが予定されています。

2023年10月からの都道府県別の最低賃金一覧

上記のランクに基づき2023年10月からの都道府県別の最低賃金を計算しますと以下のとおりとなります。
※以下の金額は最終的には2023年8月を目途に各都道府県にて審議・決定され10月頃から適用される見込みです。

審議会は物価の上昇を考慮し、労働者の生活改善を図ると同時に、景気刺激や消費喚起にも繋げたいとの意図が示されています。しかしながら、中小企業や零細企業の経営者からはこの引き上げが経営に悪影響を及ぼす懸念が出ており、賛否両論の意見が交わされています。

引き上げ幅が大きいことから、最低賃金の引き上げが一部の労働者には好ましい結果をもたらす一方で、企業のコスト増加や失業率の上昇などの懸念もあります。専門家は、経済の安定的な発展を維持するためには、最低賃金だけでなく、生産性向上や労働市場の改革にも着手する必要があると指摘しています。

最低賃金の引き上げについては、労使の代表が参加する厚生労働省の審議会が協議した後、各都道府県ごとに最終的な最低賃金が決定される予定です。経済全体への影響を勘案しながら、バランスの取れた引き上げが求められるとされています。