全国最低賃金、引き上げ10月から実施!ついに1,000円への大台達成へ動き出す

2023.07.01

1.最低賃金引き上げの意欲高まる!全国平均時給961円から1,000円へ

重要なお知らせです!
令和5年6月30日、厚生労働省の中央最低賃金審議会が、2023年度の最低賃金引き上げについて議論をスタートさせました。岸田政権は、全国平均時給961円を1,000円に引き上げる意向を示しています。審議会を構成する労使の代表たちは、物価上昇を踏まえて引き上げ額を調整する予定です。過去最大の引き上げ幅となり、1,000円時給の実現に大いなる可能性が広がっています。引き上げの目安額は、7月末までにまとめられる予定です。

2.待望の引き上げ、10月から実施予定!都道府県ごとに適用されます

注目すべきポイントは、1,000円への引き上げ具体化の行方です。目安額を基に、各都道府県の地方審議会が話し合いを進め、実際の引き上げ額を決定する予定です。
引き上げは、令和5年10月以降に各都道府県ごとに順次適用される予定です。最低賃金は、非正規労働者を含むすべての働く人々が対象となり、最低限の時給を保証します。毎年度、改定が行われていることもお忘れなく。

参考:「厚生労働省最低賃金特設サイト(https://pc.saiteichingin.info/)

厚労相のコメントによれば、昨年度後半の物価は前年同月比で4〜5%増加していたとのこと。これに留意しながら引き上げの具体化を進めるとのことです。

厚労省で開かれた中央最低賃金審議会。奥中央は加藤厚労相=6月30日午後