【2025年最新】専門学校無償化へ!3人以上で75万(59万+16万)負担ゼロ。所得制限なし

公開日: 2025.02.11

はじめに

令和7年4月より子供3人以上の世帯への専門学校授業料等の無償化を拡充

 2025年4月から、多子世帯(扶養する子どもが3人以上の家庭)を対象に、専門学校の授業料が無償化される制度が拡充されます。所得制限が撤廃され、より多くの家庭が支援を受けられるようになります。
 本記事では、専門学校向けの無償化制度の概要や支援額、申し込み方法について簡単に解説します。

専門学校向け授業料無償化とは?

どのような内容で、いつから始まるのですか?
2025年(令和7年)4月から、扶養する子どもが3人以上の世帯を対象に、専門学校の授業料と入学金が無償化されます。所得制限がなく、対象学生の学費負担が大幅に軽減されます。

対象となる専門学校について

どの専門学校が対象になりますか?

「高等教育の修学支援新制度」の対象となる大学、短期大学、高等専門学校(4・5年生)、専門学校が含まれます。詳細は文部科学省の公式サイトで確認できます。
文部科学省:対象機関リスト

多子世帯の定義について
「扶養する子どもが3人以上」とは?
A. 住民税情報をもとに確認され、扶養する子どもが3人以上であることが条件です。例えば、長子が就職して扶養から外れた場合、対象外となることがあります。

大学院生は扶養に含まれる?
大学院生も扶養されている場合、扶養する子どもの数としてカウントされます。
海外留学している子どもは扶養対象?
海外留学中でも扶養されていれば「扶養する子ども」としてカウントされます。

支援内容と金額

無償化される「国が定める一定の額」はいくらですか?
以下の額が無償化の対象です。(各学校の授業料等が減額されるもので、直接現金が支給されるわけではありません。)

現在、「高等教育の修学支援新制度」の支援(第Ⅰ区分~第Ⅳ区分に該当)を受けており、さらに「多子世帯」にも該当する場合、どのような支援となりますか?
授業料等は満額支援となります。給付型奨学金は従来のとおりです。
支援区分(呼称) 授業料等減免 給付型奨学金
第Ⅰ区分(多子世帯) 満額支援 満額支援
第Ⅱ区分(多子世帯) 満額支援 3分の2支援
第Ⅲ区分(多子世帯) 満額支援 3分の1支援
第Ⅳ区分(多子世帯) 満額支援 4分の1支援
なぜ支援額の上限があるの?
各専門学校の授業料が異なるため、国が一定の上限額を定めています。上限を超える部分は自己負担となる可能性があります。

申し込み方法

いつ申し込めばいい?
2025年度の制度開始時は「在学採用」のみが対象となり、進学後に申し込む必要があります。
申請はどこで行う?
進学予定または在学している学校を通じて、日本学生支援機構(JASSO)で手続きを行います。

支援対象外となるケース

留年した場合、支援は継続される?
原則として、留年すると支援は打ち切られますが、他の扶養されている子どもが3人以上いる場合は第2子以下の支援は継続されます。
兄や姉が卒業し、扶養する子どもの数が2人になった場合は?
長子が卒業して扶養から外れた場合、扶養する子どもが2人になった時点で支援は終了します。

その他の支援について

多子世帯なら、子ども全員が支援対象?
「扶養する子どもが3人以上」の間に専門学校へ在学している子どもは全員対象となります。
1人または2人の世帯は支援対象外?
1人または2人の子どもがいる世帯も、従来の「高等教育の修学支援新制度」に基づく支援は継続されます。

専門学校無償化含めすべての詳細はこちらでも確認できます

さらに、大学・短期大学・高等専門学校向けの無償化制度についての詳細な記事もありますので、あわせてご覧ください。もっと詳しく知りたい方や、手続きの詳細を知りたい方は、関連記事をチェックしてみてください。
【関連記事】2025年最新:大学・短大・高専・専門学校無償化へ!3人以上で最大96万負担ゼロ。所得制限なし

まとめ

進学の選択肢を広げましょう

 今回の制度拡充により、3人以上の子どもを持つ家庭にとって、進学がより身近なものになります。教育費の負担が軽減されることで、家計のやりくりも楽になり、子どもたちの進路選択の幅が広がるでしょう。
 詳細な情報は、政府の正式な発表や文部科学省、日本学生支援機構(JASSO)のサイトで最新情報を確認してください。この機会に、ぜひ進学の選択肢を広げてみてください。

〈文部科学省〉
令和7年度から、子供3人以上の世帯への大学等の授業料等の無償化を拡充します!(「高等教育の修学支援新制度」の拡充)

〈文部科学省〉
令和7年度からの奨学金制度の改正(多子世帯の大学等の授業料等無償化)に係るFAQ

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