2020年10月からの最低賃金は新型コロナウイルス感染症の影響により全国平均で前年比1円増の902円です。関西圏では、大阪府と京都府が前年から変更がなく、その他の県は1～2円増となっています。ここでは奈良県の最低賃金・平均賃金をご紹介します。
奈良県の2020年10月からの最低賃金は838円
奈良県の2020年10月からの最低賃金は、2019年度の837円から1円増の838円となります。この最低賃金は正社員・パート・アルバイトなどの雇用形態に関わらず適用され、奈良県全土が対象です。
近畿地方最低賃金を比較
奈良県を含めた近畿地方の2020年10月からの最低賃金は次の通りです。
奈良県の最低賃金の推移
奈良県の2020年の最低賃金は新型コロナウイルスの影響により1円増加の微増に留まりましたが、2011年から2020年までは毎年引き上げられています。奈良県の最低賃金の推移を見てみましょう。
奈良県の特定最低賃金
特定最低賃金とは、県の最低賃金審議会により最低賃金より高い水準の賃金が必要だと認められる産業について設定される「特定の産業の最低賃金」です。奈良県では以下の産業で特定最低賃金が設定されています。
奈良県の平均時給は1,427円
人材派遣大手のリクルートによると、奈良県内の全ての職種を対象とした求人の平均時給は1,458円となっており、奈良市内の平均時給は1,430円、奈良県内のその他の地域では1,472円になります。
奈良県の平均年収は304.4万円（2019年）
奈良県の2019年平均年収（男女計）は近畿地方で3番目に高い304.4万円です。（平均年齢43.1歳、平均勤続年数12.2年）
男女別では、男性の2019年平均年収は331.3万円（平均年齢43.9歳、平均勤続年数13.7年）、女性の2019年平均年収は259.5万円（平均年齢41.7歳、平均勤続年数9.7年）となっています。
（出典：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」）
月給の人も最低賃金が適用される
パートやアルバイトなど時給で賃金が計算される人だけではなく、日給制や月給制、歩合制の人も最低賃金の対象になります。詳しい計算式はこちらの記事の中で紹介しています。
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