2020年10月からの最低賃金は全国平均で前年比1円増の902円です。2016年度より平均3％以上の最低賃金引き上げが続いていましたが、新型コロナウイルスによる影響により2020年の増加率は微増となっています。ここでは和歌山県の最低賃金・平均賃金をご紹介します。
和歌山県の2020年10月からの最低賃金は831円
和歌山県の2020年10月からの最低賃金は、2019年度の830円から1円増の831円となります。この最低賃金は正社員・パート・アルバイトなどの雇用形態に関わらず適用され、和歌山県全土が対象です。
近畿地方最低賃金を比較
和歌山県を含めた近畿地方の2020年10月からの最低賃金は次の通りです。
和歌山県の最低賃金の推移
和歌山県の2020年の最低賃金は新型コロナウイルスの影響により1円増加の微増に留まりましたが、2019年までの最低賃金は高い水準で引き上げられています。2011年から2020年までの和歌山県の最低賃金の推移を見てみましょう。
和歌山県の特定最低賃金
特定最低賃金とは、県の最低賃金審議会により最低賃金より高い水準の賃金が必要だと認められる産業について設定される「特定の産業の最低賃金」です。和歌山県では「鉄鋼業」と「百貨店、総合スーパー業」について特定最低賃金が設定されています。
和歌山県の平均時給は1,427円
人材派遣大手のリクルートによると、和歌山県内の全ての職種を対象とした求人の平均時給は1,427円となっており、和歌山市内の平均時給は1,434円、和歌山県内のその他の地域では1,405円になります。
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和歌山県の平均年収は278.5万円（2019年）
和歌山県の2019年平均年収（男女計）は近畿地方で一番低い278.5万円です。（平均年齢42.9歳、平均勤続年数12.4年）
男女別では、男性の2019年平均年収は306.7万円（平均年齢43.2歳、平均勤続年数13.9年）、女性の2019年平均年収は229.4万円（平均年齢42.3歳、平均勤続年数9.9年）となっています。
（出典：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」）
月給の人も最低賃金が適用される
パートやアルバイトなど時給で賃金が計算される人だけではなく、日給制や月給制、歩合制の人も最低賃金の対象になります。詳しい計算式はこちらの記事の中で紹介しています。
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