ダブルライセンス事務所のメリットを事例にしました
この記事では、全国でも珍しい「税理士と社会保険労務士のダブルライセンス事務所」に顧問依頼することのメリットを、分かりやすく事例にしてて紹介しています。
今回の事例は、毎月の打合せで設備投資と採用の助成金が受給できたケースです。
単独の税理士事務所や社労士事務所でよく起きる問題
このような悩みを抱いたことはありませんか?
まず、事例に入る前にこのような悩みを抱いたことはありませんか?
・税理士に社会保険や労務トラブルの相談をして、満足のいく回答がなかった
・どんな助成金が受けれるか税理士に聞いても、答えがあいまい。または他の社会保険労務士を紹介された
・税理士、社会保険労務士に個別に顧問契約しているため費用がかさむ
・税理士、社会保険労務士それぞれ顧問契約しているが、相互にやり取りしてくれず労力がかかる
・給与計算を社会保険労務士に依頼しているが、決算の時に改めて税理士にそのデータを渡さなければならない
・助成金を受ける上で試算表が必要なのに社会保険労務士が作ってくれない(別に税理士に依頼しなければならない)
・労災の特別加入(事業主の労災加入)をするためだけに別の労働保険事務組合へ会費を負担している
大阪の寺田税理士・社会保険労務士事務所はダブルライセンス事務所です
大阪に拠点を置く、寺田税理士・社会保険労務士事務所は
全国でも珍しい「税理士と社会保険労務士のダブルライセンス事務所」です。
単独の税理士事務所や社会保険労務士事務所では実現できないメリットがダブルライセンス事務所にはあります。
事例 毎月の打合せで設備投資と採用の助成金が受給できたケース
たとえば、このような事例があります。
事例のポイント
・助成金を最大限活用した事業展開をスピーディーに行うことができる
・助成金を受給し顧問料が限りなくゼロになる
・税理士と社会保険労務士の2つの視点だからサービスの幅が違う
・全ての相談が一本化できれば時間的コストが激減します
来所のきっかけ
A訪問介護事業所を経営するB社長は、税理士と社会保険労務士の両方について寺田税理士・社会保険労務士事務所と顧問契約しています。本日は、寺田事務所が作成したA訪問介護事業所の試算表について打ち合わせをるすため、寺田事務所にやってきました。
またB社長は、A訪問介護事業所の業績を把握し、今後の新事業所C訪問介護事業所のオープンをしたいと考えています。
そこで寺田事務所と一緒にそのオープンの可否をこの打ち合わせで決断したいと考えています。
「寺田さん、いつもお世話になっております」
「社長、こちらこそいつも来所頂きありがとうございます。今日は試算表の報告と今後の打ち合わせですね。」
「はい、よろしくお願いします。」
「社長、A訪問介護事業所もいい業績が出せるようになりましたね。開業当初、一緒に作成した事業計画どおりですね。」
「はい、おかげさまで何とかここまできました。そこで寺田さん、早速なんですが新たにC訪問介護事業所をオープンしたいと考えています。」
「社長、きましたね(笑)。これも事業計画どおりですね。今日はそんな話になるだろうと考えていました。」
「そう言っていただけると安心です。でも実はそのうえで資金面がネックになっています。設備投資にかかる資金が予想以上に大きくなりそうなんです。」
「なるほど。A訪問介護事業所でようやく増えてきた資金、すぐにこの設備投資に使うのもたしかに心配ですね。」
「そうなんです、やはり何か不測の事態ために自己資金はある程度残していたいです」
「わかりました。社長、ちなみにその設備に関する見積書などはありますか?」
「はい、今ちょうど持っています」
「なるほど。社長、この設備の購入ならちょうどピッタリの助成金がありますよ。」
「え?そうなんですか!それは有難いです。どんな内容ですか?」
「設備投資の2分の1まで助成金が出るものです。今回600万円の設備投資ですから2分の1の300万円の助成金がもらえます。」
「ありがとうございます。300万円も助成金がもらえるなら安心してC訪問介護事業所のオープンが出来ます。」
「良かったですね。では事前に確認や準備が必要なのでそのあたりをこれから進めましょう。」
「ありがとうございます。おかげさまで不安が取れました。」
「ちなみにC訪問介護事業所のオープンで人の採用も出てきますよね?人の採用でもたくさん助成金があるのでご案内しますね。労務の面でも何かあればいつでも相談くださいね。」
「とても助かります。寺田さん、助成金がもらえるなんて思っていませんでした。税理士と社会保険労務士として経営面だけでなく、助成金や労務の相談もできるのは心強いです」
「ありがとうございます。これが私たちの特徴です。社長、これからもよろしくお願いいたします。」
「よろしくおねがいいたします」
依頼して良かったこと
税理士として事業展開の相談に乗ってもらうだけでなく、社会保険労務士として助成金提案と労務のアドバイスもしてくれた。その結果、C訪問介護事業所は助成金を活用しながら、無事オープンすることができました。
寺田よりポイント補足
① 当初から事業計画を一緒に作っている
② 試算表で業績と資金状況をチェックしながら新たな事業展開の判断ができる
③ 設備投資に関する助成金を受けることができた
④ 採用に関する助成金を受けることができた
順番に補足をしていきます。
寺田税理士・社会保険労務士事務所では、お客様の要望に合わせて一緒に事業計画書を作成しています。したがって試算表を使った毎月の打ち合わせでも事業計画と照らし合わせながら業績把握が可能となっています。これらは税理士の専門分野です。(①)(②)。
新たな事業展開の判断は会社の数字を把握した税理士と一緒に行うことが理想ですが、設備投資に関する助成金の情報は社会保険労務士しか把握していません。したがって、税理士と社会保険労務士のダブルライセンス事務所だからこそ、このタイミングでの助成金提案が可能になっています(③)。
人の採用に関する助成金も社会保険労務士の専門分野です。C訪問介護事業所のオープンでは人の採用が発生しますのでこのタイミングで助成金の情報を得ることが出来ています。なおB社長は、今後も新たな設備投資や人の採用については税理士による業績把握と社会保険労務士による助成金情報を同時に活用していくことでしょう(④)。