0

【Vol.04】決定している税務調査の日時は変更できるの?

税務調査日の変更

1問1答式で税務調査で押さえるべきポイントを解説

1 税務調査の基礎知識
2 税務調査官への対応
3 税務調査でよく指摘される項目

について押さえるべきポイントを1問1答式で解説していきたいと思います。

税務調査シリーズ目次

すでに決定している税務調査の日時は変更できるの?

事前通知でいったん日時を決定したのですが、その後になってどうしても外せない事情ができてしまいました。税務調査が行われる日時を変更してもらうことは可能でしょうか?

いったん決定した税務調査の日程は絶対に変更できないということはありません。
変更が必要になった事情や、変更を希望する日時などを税務調査の担当調査官に退位して事前に電話等で相談すれば、認められるケースがほとんどです。ただし、法律上は変更が認められるのは「やむを得ない事情」が生じたときに限るとされています。
また、そのやむを得ない事情が生じた理由や経緯については、税務調査を担当する職員に対して説明しなくてはならないとされています。

税務調査の日程変更が認められる「やむを得ない事情」とは?

ここでいう「やむを得ない事情」とは、具体的には経営者や経理担当者の入院、家族の葬儀などが該当します。また、顧問を依頼している税理士にやむを得ない事情が生じた場合にも、税務調査の日程の変更の理由として認められる可能性があります。

実際には「その日は都合が悪くなったので」でも変更可能なことが多い

ただし、実際にはその他のプライベートな事情であっても調査日程の変更には応じてもらえると思います。
日程変更の理由をたずねられた際にも「急に都合が悪くなったので」といった説明の仕方でも認められる可能性が高いでしょう。また、税務調査は通常平日の2日間、午前10時にスタートして夕方ごろに終わるというのが一般的ですが、必ずしも2日間連続でないといけないというわけでもありません。
初日の日程だけを決めておいて、その後の日程については初日の調査が終わってから決める、といったことも可能ですから、検討してみると良いでしょう。

税務調査の日程を変更したら調査官の心証が悪くなる?

いったん決めた税務調査の日程を後から変更したら、調査官に「何か隠そうとしている」と思われてしまうのでは?と不安に感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、基本的にはそのようなことはないと思われます。そもそも税務調査は申告が行われてからかなり日数がたってから行われるものですから、税務調査の日程を決める後と前で状況が大幅に変わるということは通常ないためです。
また、税務調査はあくまでも「納税者の営業の邪魔をしない範囲で行うもの」という前提がありますから、調査官も日程変更については比較的柔軟に応じてもらえることが多いです。
ただし、常識的に考えて調査予定日の前日ぎりぎりになって変更を依頼するといったようなことは避けるべきでしょう。

個人事業主と法人の税務調査の対策はコチラ↓↓↓
『税務調査(個人事業主・法人)を完全攻略する事前準備と対策』
個人事業主と法人の税務調査の対策

税務調査が多い上位10業種ランキングとは↓↓↓
『最新!税務署による税務調査が多い上位10業種ランキング』
税務調査が多い業種

Pocket
LINEで送る

  • 労災保険特別加入 NIPRE大阪
  • 相続対策無料診断
  • 助成金無料診断
  • 寺田税理士・社会保険労務士事務所

shinya